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July 24, 2005

『高座50周年記念公演』2005貞水夏舞台

7月23日、かねてより興味があった一龍斎貞水師匠の怪談を聴きに行きました。
場所は、下丸子の大田区民プラザ大ホールです。

午後6時開演なのでその前に腹ごしらえを、と東急東横店9階で海鮮焼きそばを食べておりました。
そうしたら、地震だったのですねえ~~~。
ユラユラユラとたいへん激しく揺れて「ああ、私の人生はここで終わるのかしら」と覚悟したものの、家に残してきたアレックスのことだけが心配なのでした。
怯えることしばし、揺れが収まったので冷めかけた海鮮焼きそばを食べていると・・・
館内アナウンスがあり、今の地震は震度4だということ、JRや地下鉄全線が止まっていることなどを知りました。
この時点では「ふう~ん、すごく揺れたからねえ」という認識しかなかった私。
東横線は運行していたものの(当然ながら、徐行運転)、JRや地下鉄が最大数時間にわたって不通になるという大変な事態となりました。
直下での大きな地震で余震もあるかもしれないから、このくらいの用心をするのは当然ですよね。

6時前に下丸子にたどり着くと、客席が想像よりも空いているのです。
地震のためにたどり着けないお客さんや出演者もいるので、20分遅れでの開演となりました。
今日は怪談を楽しみに来たけれど、地震は余計だなあ。

幕が開くと、いきなり貞水師匠が舞台に上がりました。
お弟子さんの貞友さんが、地下鉄の中に閉じこめられて遅れてしまったそうです。
ちょっと軽い世間話の後、本日の演目についての説明。

1.四谷怪談にいたるまでの因縁話
2.赤穂浪士外伝から、中山安兵衛が堀部安兵衛になるお話
3.四谷怪談

鶴屋南北が歌舞伎の「東海道四谷怪談」を書いたとき、一緒に「忠臣蔵」を上演したそうです。
「四谷怪談」一幕、「忠臣蔵」一幕、という風に代わりばんこに。
お客さんは混乱しなかったのかなあ、という疑問も起こりますが、これは「忠臣蔵」と「四谷怪談」の登場人物や場所が微妙に重なり合うから、なのだそうです。
最後の場面は、「忠臣蔵」が雪の中の討ち入り、「四谷怪談」が雪の中に伊右衛門の血がポタポタ・・・という場面で終わるのも工夫があるわけなのですねえ。
あと、なぜ「東海道」四谷怪談、というのか?
実際には四谷は甲州街道にあるわけなので、そこを「東海道」とつけて「嘘っぱちだよ」ということを表したのだって。
ふう~ん。何かの機会に蘊蓄を傾けよう。

さて、肝心の四谷怪談、因縁が因縁を呼んでの布石、怖いの怖いの。
一幕目は客席の明かりは付けたままで、お座敷でお話を聞いている、という感じでした。
お芝居やダンスと違って、リラックスして楽しめて良い感じだ。

次の幕は、赤穂浪士外伝。
駆けつけて息を切らせている貞友さんが、軽快な語り口で進めます。
ストーリーがコミカルなので、客席では笑いが起きて空気もほぐれます。
貞友さんは声優さんもされているので、流石「七色の声」というか、とても魅力的な方でした。

さて、最後は四谷怪談の怪談(変な言い方)!、本日のメインイベントです。
ステージには不気味なセット、客席は明かりを落として怪談を聴く態勢になります。
貞水師匠の顔に赤や青のライトがあたって、不気味さが高まります。
知っているお話だけど、怖くて怖くて固唾を飲んで座席でちぢこまってしまいました。
ホールの隅っこに、誰かいるような気もするし・・・

今回、私は講談初体験だったのです。
とーっても楽しかった。もっと早く体験すれば良かったよなあ。
肩の力を抜いて楽しめる、大人っぽい娯楽だなあと思いました。
また、公演を探して聴きに行こうっと。

一龍斎貞水師匠公式サイトはこちら
一龍斎貞友さんのサイトはこちら

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